①1学年「芸術教育」
世界のリーダーは芸術の大切さを語る方が多くいます。本校でも大切に考えており、リーダーシップウィークのテーマとして取り上げ、教育課程を超えた発展的な特別授業を行いました。
DAY1「音楽」
頭声的発声、ハーモニーの作り方などを学び、1学年全生徒で実際に合唱の指導を受けました。自分たちの歌声について授業の「初め」と「最後」の響きの違いを実感し、どの顔も満足した笑顔にあふれていました。
DAY2「書道」
様々な書体の中から一つを選び、作品作りをする授業でした。お手本を見ながら筆遣いに気を配り、心静かに真剣に「書」と向かい合う姿がありました。
DAY3「美術」
芸術作品を観て想像力を働かせ作者がどんな人か、何を伝えようしているのかなどを考える”Visual Thinking”を行いました。意見交換を通して新しい視点や作者が表現しようとしたものを考える想像力を養いました。
芸術作品を、作り手の立場から、鑑賞する立場から、など様々な角度から味わうことを学びました。豊かな感性がきっと彼らの今後の助けになってくれることでしょう。
②2学年「経済教育」
次年度から高校課程に入ることもあり、経済の仕組みについて知る・考える機会として世界を見る視野を広げることを目的に、3日間のプログラムを行いました。
DAY1
筑波銀行の方に、「お金とは何か」をテーマに授業を行っていただきました。
銀行の役割と関連させながら、お金の使い方や貯金方法についてだけでなく、クレジットカードの仕組みについても教えていただきました。一見、難しそうに見えるお金についての話を分かりやすく説明してくだり、お金を稼いで生活設計を立てていく視点からも将来について考えることができました。
DAY2
関東財務局・水戸財務事務所の方々をお招きして「日本の未来を考える」をテーマに講演・授業を行っていただきました。
財務局の仕事内容や日本の財政の現状と課題を知り、その上で財務大臣になったつもりで日本の予算編成案をグループごとに考える活動をしました。自分たちの望む社会に向けた予算案を試行錯誤しながら作成しました。日本の将来について「他人事」ではなく「自分事」として真剣に考えるとともに、予算を作る際には目的意識が必要だということをしっかりと学び取っていました。
DAY3
公正取引委員会の方々にお越しいただき市場原理・ルールについて学びました。前半は販売店グループ(売り手)消費者グループ(買い手)に分かれたシミュレーションゲームで市場経済の仕組みを体験的に学びました。
後半は独占禁止法について実際の公正取引委員会の仕事内容を体験しながら学びました。
自分の将来の視点から、そして国家レベルの視点から経済の仕組みについて学び、自由経済だからこそクリーンな競争のためのルールが必要であることを学びました。今回の学びを様々なことに結びつけてしっかりと彼らの糧にしてほしいと思います。
③3学年「社会貢献」
社会に貢献するリーダー育成を教育目標に掲げる本校の中学課程のまとめとして「社会貢献」のテーマに取り組みました。
DAY1
日本赤十字社の方から「社会貢献とは」・「ボランティアとは」について学びました。実際に能登半島地震の支援に行かれた際の写真を見せていただき、生徒たちは衝撃とともに自分事としてとらえることができました。
DAY2以降は、学んだことをもとに「自分たちにできる社会貢献は何か」グループごとに計画を立てました。今後実際に活動し、中学課程の集大成にしていく予定です。