MESSAGE
校長メッセージ
社会に貢献するリーダーを目指そう
校長 坂田 英一
常総学院は創立以来、一貫して「社会に貢献するリーダーの育成」を教育目標に掲げ、既に多くの卒業生が実際に社会で活躍しています。「社会のこんな課題を解決したい」「こんな分野で自分の力を試してみたい」ということを自覚するタイミングは人それぞれですが、大切なことは、その時が自分に巡ってきたときに、その思いを深められるだけの学力や能力を持ち合わせていることです。
例えば、いずれ革新的な技術を追求する人には、専門知識やHow to(やり方)と同時に、Whatや Why(何を、何故なすべきなのか)にこだわり、目的とものごとの本質を問う姿勢が大切です。その上で、それを具体的な実行に落とし込んでいく論理力と他者に伝え実現に繋げていくための対話力が求められ続けることでしょう。また、多様性を尊重すべき場面に直面する人には、世界の様々な文化や歴史、価値観等を理解できるだけの基礎的な知識・教養が必要です。互いに多様性を受容し合うには、自分の考えを整理し、適切な語彙や文脈で伝え、同時に相手の考えを構造的に捉えて理解する論理的思考力も不可欠となります。
それでは今、中学・高校時代には、どのような資質や能力を基本的に身につけておくべきなのでしょう。常総学院では、それを「JOSO Core Skill」と「JOSO未来Skill」という形で明確化しています。まずは、時代の流れや変化に左右されず、リーダーとして常に具備すべき要素を、確固とした「学力」や強い精神力を含む「タフネス」、そして自らを価値ある存在と認めることのできる「自己肯定力」に求め、この3つを「JOSO Core Skill」としています。加えて、AI・グローバル社会に必要な力として「英語力」「異文化受容力」「人間関係力」「創造力」を、さらに21世紀型リーダーに必要な能力として「問題発見力」「論理的思考力」「行動力」「プレゼン力」を、大いに重要と考え、8つをあわせ「JOSO未来Skill」に掲げています。本校独自の英語教育、ICT教育、探究フィールドなどの活動は、すべてこうした能力を育てることで、将来幅広い分野で活躍するための基盤づくりに繋がるものです。
さらに、「JOSO Core Skill」「JOSO未来Skill」の育成は、2021年度から始まった新しい大学入試で求められる「学力の3要素」に通じるものであり、新たな大学入試に対応した「大学合格力」に直結するものです。21世紀の主役は皆さんです。本学の教職員が皆さんの生活や成長そして将来を第一義に考え、中高一貫の教育体制の利点を生かし、挑戦する勇気と失敗にくじけないたくましさを育むことで、社会への入り口に向け飛び立つ誇り高き背中を後押しします。
学校生活を通して、親しい友人を作り、共に勉学・クラブ活動・生徒会に励んでいくことが、一生涯の宝を得ることに繋がります。常総学院での6年間を通して学びの喜びを自分の力で開拓し、見つけ出すことが大事です。これからの社会では自分の夢を持ちながら、挑戦する勇気が求められます。自分の世界が広がっていく感覚を、学校生活を通して是非経験してもらいたいと思います。