育てたい資質と能力
EDUCATIONAL PHILOSOPHY
Grand Design
社会がどう変化しようとも揺るがない、常総生の核となる3つの能力。変わりゆく社会にも柔軟に対応できる8つの資質。来るべきAI時代に活躍できるリーダーを育成するために、常総学院が描くグランドデザインです。
- 自己肯定力:自己の価値を認識し、自分の置かれた状況を前向きに受け止めることのできる力
- 学力:基礎学力を土台とした思考力・判断力など新しい価値を創造するための知的能力
- タフネス:困難な事象に直面しても屈せず、やり抜くことのできる体の強さ・健康、こころの強さ
変わりゆく社会に柔軟に対応できるリーダーを目指す上で、Core Skill の周辺にさらに「AI・グローバル社会に必要な力」並びにこれからの「リーダーに必要な力」を想定し、それぞれ根幹となる4つの資質、「英語力・異文化受容力・人間関係力・創造力」、並びに「問題発見力・論理的思考力・行動力・プレゼン力」の8つを Joso 未来 Skill として掲げ、育てたい資質と能力のグランドデザインとしています。
AI・グローバル社会に必要な力
1 英語力 ――――― 読む、聞く、書く、話す
2 異文化受容力 ―― 理解力、適応力、芸術愛
3 人間関係力 ――― コミュニケーション力、対話力、調和力、協調性、柔軟性
4 創造力 ――――― 計画力、工夫力、デザイン力
リーダーに必要な力
5 問題発見力 ――― 好奇心、傾聴力、観察力、気づく力、環境を見る目、世界を見る目
6 論理的思考力 ―― 探究力、分析力、判断力
7 行動力 ――――― 実行力、組織力、やり抜く力、責任感、自主性
8 プレゼン力 ――― ICT活用力、発信力、伝達力
教育の特色
知識・技能を育てる
グローバル社会に欠かせない英語力と、新しい大学入試でも重要視されているプレゼン力を高めます。
本校の英語教育は「聞く(listening)」「読む(reading)」「話す(speaking)」「書く(writing)」の4つの力をバランスよく身につけることを目標としています。放課後の特別講座や家庭学習を利用してeラーニングの活用や英語プログラムを通じて、生きた英語力の強化と4技能外部試験のスコアアップに向けた指導を実践しています。
英語での思考力・表現力・発信力強化、英語を用いた主体的な学びの機会を設けています。
〇英語4技能育成の例
- Grobal Studies Program
ディスカッション・プロジェクト・プレゼンテーションを中心にAll Englishで実施されるプログラムです。
- 海外語学研修
海外でのホームステイ、語学学校での研修を通じて、生きた英語力を身に着けます。
1学年の希望者が春季休業中に実施します。
グローバル社会・AI社会へのキャリアデザイン
本物の学問に触れる東大のライブ授業など、進路指導にとどまらないキャリア支援を行っています。
学びに関するあらゆる記録を電子化して蓄積するBenesseのシステムClassiを導入し、全教育課程を通して日々の学習成果や探究活動、資格や検定、学校行事などを生徒自身が入力します。一人一人の成長の過程を蓄積し、自省を促しながらフィードバックを図っています。
大学入試においては調査書や活動報告などを積極的に利用し、多面的かつ総合的な評価が求められるようになります。そのためには学習履歴および活動履歴を有効な形で集約し、評価のPDCA(Plan Do Check Action)を回して資質の向上を促すことが重要となります。本校では、3つのCore Skillとその周辺の8つの未来Skillを設定し、全ての教育活動を対象に運用しています。また、副担任制度とICT環境を駆使し、複数の教員で一人一人の生徒の状況を掌握した上で、面談等で適切な助言にあたっていきます。
本校では定期的に、外部講師をお招きして進路講演会や勉強会を行っています。
演題の例
- 医学を志す人たちへ
- 「士業」の魅力
- 新聞記事の舞台裏
東京大学教養学部で高校生を対象として開講している公開講座です。東京大学で教鞭をとる講師により東大駒場キャンパスで金曜日の夕方に行われる講義の様子を、オンラインで聴講できます。
思考力・判断力・表現力を育てる
グローバルリーダーに欠かせないプレゼン能力と論理力。具体的な実践を通して身に付けていきます。
自分自身を探究し、自分のこれからの在り方を他者に対して発表する活動です。自己理解を深めるとともに、決意表明の場ともなっています。
事前に告知されたテーマに対して自分の意見を準備し、クラス全員で討論します。自分からの意見の発信ばかりではなく、相手の意見を聞いてそれに対して論理的に反論するといった姿勢を身につけることが必要とされます。これらは、物事を論理的に考える訓練にもなります。そのため、直接的には、大学推薦入試でのグループ討論や、小論文、英語の自由英作文等、これら全てはロジックが必要とされるものばかりですので、これまでの大学入試でも既に十分生かされています。
テーマの例
- 被選挙年齢の引き下げの是非
- 「尊厳死」を認めるか、認めないか
- 人工知能「AI」に権利を認めるか、認めないか
生徒たちが1人1冊好きな本を持ち寄り、書評を展開し合うコミュニケーションゲームです。知的書評合戦(ゲーム)に取り組む意義は、「本という媒体を通じた知的情報の共有及び個々の発信力、傾聴力の鍛錬」にあり、「プレゼン力」の研鑽に加え、これを通じて自分のアンテナの外にあった「異文化に対する受容力」を高める狙いがあります。競技者自らがジャッジを兼ねるため、各グループでの、コミュニカティブで「協働的な場の形成」も重要となります。
主体性・多様性・協働性を育てる
社会との接点を見据えた探究活動で、多様性を受容して納得解を得る主体性を育てます。
1学年の夏季休業中に2泊3日で行う探究プログラムです。地方の抱える問題とその解決に向け取り組む方々とのワークショップを通じて問題発見力を育てます。
生徒8人に大学生メンター1人をつけて行う個人探究プログラムです。メンターとともに「地域課題」に対して大学の学問をどのように応用するかなどを考えながら課題探究活動を実施します。